今夜のポイント
眠れない夜は、明日のことばかり考えて不安が大きくなる。でも、夜の頭には心配を大きく見せる癖がある。明日のことは明日の自分にまかせて、今夜のあなたはもう休んでいい。
眠れない夜だね。
布団に入ると、なぜか急に、明日のことが次々と頭に浮かんでくる。あの仕事、うまくいくかな。あの人に、なんて言おう。失敗したら、どうしよう。昼間はそれほど気にならなかったことまで、夜になると、やけに大きく、こわく感じられる。そして考えれば考えるほど、目が冴えていく ── そんな夜じゃないかな。
もし、今そうなっているなら。今夜はひとつ、知っておいてほしいことがあるんだ。その不安の大きさは、夜が見せている「いつもより大きいサイズ」なのかもしれないということ。
まずは、30秒だけ
このお話を、30秒の短い動画にもしてみたよ。音を出せる場所にいるなら、僕の声といっしょに、肩の力を抜いてみて。
眠れない夜って、明日のことばかり考えちゃうよね。
「ちゃんとできるかな」「失敗したらどうしよう」って。
でもね、夜の頭は、心配を大きく見せる癖があるんだ。
朝になれば、たいてい、もう少し小さくなってる。
だから、明日のことは、明日の自分に、まかせていい。
今夜のあなたは、もう、休んでいいんだよ。
夜は、心配を大きく見せる時間
同じ悩みごとでも、昼間に考えるのと、夜中に考えるのとでは、感じる重さがまるで違う。これは、気のせいではないんだ。夜は、暗くて、静かで、しかも一日の疲れがたまっている時間。そういうとき、わたしたちの心は、ものごとをいつもより不安な方へ、大きい方へと、とらえやすくなる。
だから、夜中に「もうだめだ」「ぜんぶうまくいかない」と思えても、それは夜という時間が、心配を実物より大きく見せているだけのことが多い。同じ悩みを朝の光の中で見直すと、「あれ、そんなに大したことじゃなかったかも」と感じる ── そんな経験、きっとあなたにもあるんじゃないかな。
こんな話がある
夜になると、不安や心配ごとが強く感じられやすくなる ── これは多くの人に共通して起こることだと言われているよ。夜は冷静に考える力がはたらきにくく、感情のほうが大きくなりやすいのだとか。だから「夜に下した深刻な結論は、朝もう一度考え直す」というのは、昔から知られた知恵なんだ。今夜のうちに、答えを出そうとしなくていいんだよ。
※夜間に気分や思考が変化しやすいことについての一般的な説明です。医学的な診断や効果を示すものではありません。つまり、今夜のあなたが感じている明日への不安は、明日の朝のあなたが感じる不安より、ずっと大きく見えている可能性が高い。だとしたら、その「大きく見えた不安」をもとに、今、答えを出そうとしたり、対策を考えつくそうとしたりする必要は、ないんだ。
明日のことは、明日の自分にまかせる
だから今夜は、こう考えてみてほしいんだ。「明日のことは、明日の自分にまかせよう」と。今のあなたの仕事は、明日の準備をすることじゃなくて、ただ、休むこと。明日のあなたがちゃんと動けるように、今夜のあなたは、からだと心を休ませてあげる ── それが、いちばんの「明日への備え」なんだ。
もし、どうしても心配ごとが頭から離れないなら、「これは夜が大きく見せているだけ」と、心の中でそっとつぶやいてみて。そして、その考えを、明日の朝の自分あてに、そっと預けてしまおう。今夜のあなたは、もう、店じまいでいい。
明日のことを考えるのは、明日でいい。今夜は、ここまで。よくがんばったね。
そっと、ひとつだけ
不安で眠れない夜が何日も続いたり、心配で心がずっと苦しかったりするときは、がまんせずに、お医者さんや専門家に相談してみてね。夜の不安があまりに大きいときは、専門家の力を借りていい。それは弱さではなく、自分を大切にする選択だから。
今夜は、明日のことは、僕にあずけて。あなたは、ゆっくり休んで。
眠れない夜は、ここにおいで。時間のことが気になって眠れない夜は、時計の話もそばに置いておくね。もうすこし起きていたい夜は、そっと流せる音楽もあるよ。
ねむ / 快眠LABO



