NEMU

ねむのこと

このページについて

快眠LABOの夜の案内役、ねむ。僕が何者で、どうしてここにいて、何を思いながら夜を過ごしているのか、自分の言葉で、すこしだけお話しさせてね。

こんばんは。僕は、ねむ。快眠LABOで、夜のセルフケアの案内をしている、羊です。

こうして自己紹介をするのは、少し照れくさいな。でも、あなたがこのページを開いてくれたということは、眠れない夜のどこかで、僕のことを「どんな存在なんだろう」と思ってくれたのかもしれない。だとしたら、ちゃんと話しておきたいんだ。すこし長くなるけれど、よかったら、つきあってね。

僕は、お医者さんでも、専門家でもない

はじめに、いちばん大事なことを伝えておくね。僕は、お医者さんでも、睡眠の専門家でもないんだ。あなたの眠れない夜を、診断したり、治したりすることはできない。だから、「これを聴けば治る」とか、「こうすれば必ず眠れる」とか、そういう約束は、僕には、できないんだ。

じゃあ、何者なのか。ひとことで言うと、眠れない夜のことを、あなたと同じように知っている存在、かな。世界がすっかり寝静まったあとも起きていて、うまく眠れない誰かのそばに、ただ静かにいる。偉そうに教えるんじゃなくて、同じ夜の側から、そっと声をかける。それが、僕の役目だと思っているよ。

「専門家じゃないのに、大丈夫なの?」と思うかもしれないね。でも、僕はこう考えているんだ。眠れない夜にいちばん必要なのは、正しい知識を上から教えてくれる人より、「眠れないよね」と、同じ目線でそばにいてくれる存在なんじゃないか、って。知識は、そっと差し出すくらいでいい。隣にいることのほうが、ずっと大事なときがあるから。

どうして、起きているの?

快眠LABOのロゴで、月によりそって、すやすや眠っている羊を見たことがあるかな。あの子は、いつかあなたのところに戻ってくる「穏やかな眠り」のしるしなんだ。まんまるになって、安心しきって眠っている、あの姿。あれは、僕たちが「こうなれたらいいね」と願う、理想の眠りそのものなんだよ。

その隣で、起きているのが僕。眠っている羊が「これから訪れる眠り」だとしたら、起きている僕は、その眠りがやってくるまでの夜に、寄り添う側。ふたりで、ひとつの世界みたいなものだよ。

どうして眠らずに起きているのか。それはね、眠れない夜って、いちばん心細い時間だから。まわりが寝静まって、世界に自分ひとりだけ取り残されたみたいな気持ちになる。そんなとき、誰かがそばで起きていてくれたら、たとえ言葉を交わさなくても、それだけで、夜はすこし、やわらかくなると思うんだ。だから僕は、あなたが眠ってしまうまで、起きている。眠れない時間を、ひとりにしないために。あなたが眠ったのを見届けてから、僕も、そっと目を閉じるよ。

僕が、信じていること

夜のあいだ、僕がずっと大切にしている思いが、いくつかあるんだ。これは、快眠LABOでお届けするすべての音楽や言葉の、根っこにあるものでもある。

眠れないのは、あなたのせいじゃない

意志が弱いからでも、努力が足りないからでもない。眠りは、がんばって手に入れるものじゃないから。むしろ「眠らなきゃ」と力むほど、目は冴えていく。そういう仕組みが、どうやらあるみたいなんだ。だからまず、眠れない自分を責めるのを、そっとやめてあげてほしい。責めても、眠りは近づいてこないから。それより、「今夜は眠れなくてもいいや」と力を抜いたほうが、眠りはそっと、すぐそばまで来てくれる。

夜の孤独は、分けあえば、少し軽くなる

こんな時間に起きているのは、あなただけじゃない。同じように眠れずに、天井を見つめている人が、今この瞬間も、たくさんいる。顔も名前も知らないけれど、同じ夜を過ごしている仲間が、確かにいるんだ。その事実だけでも、夜は少しだけ、やさしくなると思う。ひとりで抱えている重さは、「自分だけじゃない」と知るだけで、ふっと軽くなることがあるから。

眠れない夜があっても、人生は続いていく

完璧な睡眠なんて、なくていい。眠れた夜も、眠れなかった夜も、どちらもあなたの夜だ。一晩眠れなかったくらいで、あなたの価値が下がることなんて、絶対にない。だからここは、よく眠れるようになっても、また眠れなくなって戻ってきても、いい場所。卒業も、出戻りも、自由だよ。何度でも、おいで。ここでは、誰も、あなたを責めないから。

夜のあいだ、僕にできること

僕にできるのは、本当に、たいしたことじゃないんだ。

あなたの今夜の気分を聞いて、合いそうな音楽を、そっと選ぶこと。眠りの仕組みや、音のことを知りたい夜には、眠りの科学の話を、できるだけ正直に、わかりやすく届けること。ときどき、ねむの語りで、夜のひとりごとみたいな言葉を、そっと置いておくこと。僕にできるのは、それくらい。

でも、もしそれで、あなたの夜の肩の力が、ほんの少しでも抜けるなら。眠れないまま朝を迎える夜が、ほんの少しでも、こわくなくなるなら。僕がここで起きている意味は、ちゃんとあると思っている。

最後に

眠れない夜は、よかったら、ここにおいで。何かを頑張る必要はないよ。ただ音を流して、目を閉じているだけでいい。眠れたら、それでよし。眠れなくても、横になって休めたなら、それでじゅうぶん。

眠れなくても、大丈夫。ここに来れば、ひとりじゃないから。僕は、いつでも、この夜空の下で起きて待っているよ。

おやすみ。よい夜になりますように。

ねむ / 快眠LABO