今夜のおはなし
夜中にふと目が覚めるのは、こわれているからじゃない。眠りには、もともと浅くなる波があるんだ。だから、目が覚めても大丈夫。また、ゆっくり目を閉じればいい。
眠れない夜だね。こんな時間に起きているのは、あなただけじゃないよ。
夜中に、ふと目が覚めてしまうこと、あるよね。時計を見て「まだこんな時間なのに、また起きちゃった」と、すこし落ち込んでしまう。そして、もう一度眠れるか不安になって、よけいに目が冴えていく。今夜は、その「夜中に目が覚める」ことの話を、少しだけしてみたいんだ。
夜中に目が覚めるのは、こわれているからじゃない
夜中に目が覚めると、「自分はどこか悪いのかな」と不安になるかもしれない。でも、安心してほしいんだ。眠りには、深くなったり浅くなったりする波が、もともとある。その浅くなったタイミングで、ふと目が開く。それだけのことなんだ。
眠りは、一晩じゅう同じ深さで続いているわけじゃない。深い眠りと浅い眠りを、何度かくりかえしている。明け方に近づくほど、浅い眠りの時間が増えていく。だから、夜中や明け方に目が覚めるのは、むしろ自然なこと。あなたの体が、ちゃんといつものリズムを刻んでいる証拠でもあるんだ。
昔の人は、夜を二度に分けて眠っていた
おもしろい話があってね。電気のなかった時代、人は夜を二度に分けて眠っていた、なんて説があるんだ。最初のひと眠りのあと、夜中にいちど起きて、静かに過ごし、また眠る。「first sleep」「second sleep」なんて呼ばれたりする。
本当のところは、はっきりとはわからない。でも、もしそうだとしたら、夜中に目が覚めるのは、人としてごく自然なことなのかもしれない。「ひと晩じゅう、ぐっすり眠り続けなければいけない」というのは、もしかしたら、わたしたちが思い込んでいるだけなのかもしれないね。
目が覚めても、大丈夫
だから、夜中に目が覚めても、自分を責めないで。「また起きてしまった」じゃなくて、「あ、浅い波が来たんだな」と思ってみて。そう思えるだけで、すこし気持ちがゆるむから。
目が覚めても、また、ゆっくり目を閉じればいい。時計は見なくていい。今が何時か確認すると、「あと何時間しか眠れない」と計算して、よけいに焦ってしまうから。ただ、目を閉じて、夜がまだ続いていることに、身をあずけて。
それでも、夜中に何度も目が覚めて、日中の生活がつらいほど眠れない日が続くようなら。そのときは、ひとりで抱えこまずに、お医者さんに話してみるのも、大事なことだよ。
眠れない夜に、そっと寄り添う音もある。今夜の睡眠音楽といっしょに、ここにいて。今のあなたの気分から選びたいときは、気分診断から。
おやすみ。
ねむ / 快眠LABO


