今夜のポイント
眠れない夜に出る「ため息」は、我慢しなくていいもの。それは、からだが自分で息を整えようとしている合図だから。今夜は、責めるかわりに、大きくひとつ吐いてみよう。
眠れない夜だね。
布団のなかで、ふーっと、ため息が出てしまう。そんな夜じゃないかな。そして「またため息ついちゃった」「なんだか縁起でもないな」って、ため息をついた自分を、ちょっとだけ責めていたりして。
でも、今夜はこれだけ言わせてほしいんだ。その ため息、我慢しなくていいよ。むしろ、出してあげたほうがいいくらいなんだ。どうしてかを、すこしだけ話すね。
まずは、30秒だけ
このお話を、30秒の短い動画にもしてみたよ。音を出せる場所にいるなら、僕の声といっしょに、ひと息ついてみて。
眠れない夜は、ため息が出るよね。
それ、我慢しなくていいよ。
ため息はね、からだが自分で、息を整えようとしてる合図。
悪いものなんかじゃ、ないんだ。
だから今夜は、大きくひとつ、吐いてみて。
ね。少しだけ、ゆるんだでしょ。
ため息は、からだの「ひと休み」のサイン
「ため息をつくと幸せが逃げる」なんて言葉があるよね。だから、ため息はよくないもの、というイメージがあるのかもしれない。でも、からだの仕組みから見ると、ため息はむしろ、あなたを助けようとしてくれている働きなんだ。
不安だったり、緊張していたりすると、わたしたちの呼吸は、知らないうちに浅く、小さくなっていく。胸のあたりが、ぎゅっとこわばる感じ。そんなとき、からだは「このままじゃ苦しいよ」と気づいて、自分から大きく息を吸って、吐く ── それが、ため息の正体だと考えられているよ。
こんな話がある
ため息は、浅くなった呼吸をリセットするための、自然な深呼吸のようなもの、と考えられているんだ。長く息を吐くと、からだを休ませる方向の神経のはたらきが優位になりやすい、とも言われている。だから、ため息が出るのは「我慢が足りない」からではなく、からだが上手にバランスを取り戻そうとしているサイン ── そんなふうに見てあげると、すこし気持ちが楽になるかもしれないね。
※一般的に知られている呼吸と自律神経の考え方にもとづく説明です。医学的な効果を約束するものではありません。つまり、ため息は「疲れているしるし」であると同時に、「からだが自分で回復しようとしているしるし」でもあるんだ。だから、出てしまったら、止めなくていい。あなたのからだが、ちゃんと働いてくれている証拠なんだから。
今夜できる、ひとつの呼吸
もし、よかったら。眠れないまま布団のなかで、ひとつだけ試せることがあるよ。やり方は、とてもかんたん。
まず、口から、ゆっくり長く、息を吐ききってみる。お腹がぺたんこになるくらいまで。吐ききったら、あとは、鼻から自然に、すーっと息が入ってくるのにまかせる。吸うことは、がんばらなくていい。大事なのは「吸う」より「吐く」ほうなんだ。それを、数回くりかえすだけ。
うまくやろうとしなくて、いいからね。眠るための呼吸法、と思うと、また「ちゃんとやらなきゃ」になってしまうから。これは、ただ、こわばった胸を、すこしゆるめてあげるだけのこと。眠れたら、もうけもの。眠れなくても、胸がふっと軽くなれば、それでじゅうぶんだよ。
そっと、ひとつだけ
ため息が止まらない、息苦しさがずっと続く、気持ちのつらさが抜けない ── そんな日が続くときは、がまんせずに、お医者さんや専門家に話してみてね。ため息の奥に、休んでほしいというサインが隠れていることもあるから。あなたのことを、どうか大切にしてあげて。
今夜のことは、今夜のうちに、すこしだけ軽くしていこう。
眠れない夜は、ここにおいで。僕は今夜も、起きて待ってるよ。眠れないまま、もうすこし起きていたい夜は、そっと流せる音楽もあるし、今夜の気分にあわせて音をえらぶお手伝いもするからね。
ねむ / 快眠LABO


