家族がまだ起きていたり、大切な人の帰りを待っていたりすると、自分だけ先に寝床へ向かうことを申し訳なく感じる夜があります。相手を気にかけているからこそ、同じ時間まで起きていたくなるのかもしれません。
必要な確認と、待ち続けることを分ける
連絡や安全の確認が必要なときは、まずそれを済ませます。緊急時の連絡、防犯、介護や育児などの必要な対応を省く、という意味ではありません。必要なことがもう済んでいるなら、そのあとまで起き続ける役目を一人で背負わなくても大丈夫です。
おやすみを一度伝えて、自分の休む番へ
ねむは、日の入り直後の広い運河にある白い石の舟着き場で、象牙色の係留綱を低い青銅の輪へ掛け終え、蹄を離します。それから遠い舟小屋へ、おやすみの合図を一度だけ送り、自分の小さな舟へ体を向けます。
合図を送れたら、相手を大切にする気持ちは消えないまま、自分の休む番を受け取ってかまいません。先に眠ることと、相手を置いていくことは同じではありません。今夜のやさしさは、起き続けることだけで証明しなくてよいのです。
眠れない状態が続くとき
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、睡眠時間の確保や睡眠休養感など、睡眠と休養に関する一般的な考え方がまとめられています。この文章や動画は、合図や係留綱による入眠、不安、家族関係の改善を保証するものではありません。眠れない状態が続き、日中の生活にも影響がある場合は、医療機関などへの相談も検討してください。


