今夜のおはなし
梅雨に眠れないのは、あなたの体が弱いからじゃない。湿気と気圧と、光の少なさが、眠りのリズムにそっと影響しているだけ。理由がわかると、すこし楽になるよ。
眠れない夜だね。こんな時間に起きているのは、あなただけじゃないよ。
雨の音が続く季節になると、なんだか寝つけない。たくさん寝たはずなのに、朝、からだが重い。日中もぼんやりして、やる気が出ない。そんなふうに感じていないかな。今夜は、その「梅雨の眠れなさ」の正体を、すこしだけ一緒に見てみたいんだ。
梅雨に眠れないのは、気のせいじゃない
梅雨になると眠りにくくなる。これは、たくさんの人が感じていることで、ちゃんと、体の仕組みに理由があるみたいなんだ。大きく分けて、三つ。湿度と、気圧と、光の少なさ。ひとつずつ、やさしく見ていくね。
理由① 湿気で、熱がこもる
人は眠るとき、からだの奥の温度(深部体温)をすこし下げて、眠りに入っていく。そのために、手足や肌から、熱を外へ逃がしているんだ。
でも、梅雨は湿度が高い。空気がじめじめしていると、汗がうまく蒸発できなくて、熱が体にこもりやすくなる。すると、深部体温がうまく下がらなくて、寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めたりしやすい。寝苦しいと感じるのは、気のせいじゃないんだね。
理由② 気圧が下がると、体がゆるむ
雨の日は、気圧が低くなる。気圧が下がると、体を休ませる神経(副交感神経)が優位になりやすいと言われている。これ自体は悪いことじゃなくて、本来は「休む」方向の働き。
でも、日中にこれが強く出ると、だるさや眠気、頭の重さにつながることがある。逆に、自律神経のバランスが揺らぎやすくなって、夜になっても、うまく眠りのスイッチに入れない人もいる。「雨の日はなんだか不調」と感じるのは、こういう体の反応なのかもしれないね。
理由③ 光が少なくて、リズムが乱れる
梅雨は、曇りや雨の日が続いて、太陽の光をあびる時間が減る。じつは、この「光の少なさ」も、眠りに関わっているんだ。
朝の光をあびると、体の中で、心を安定させる物質(セロトニン)が作られる。そして、それが夜になると、眠りを誘う物質(メラトニン)に変わっていく。日照が少ないと、この流れがうまく回らなくて、睡眠のリズムが乱れやすくなるみたい。梅雨に気分が沈みがちなのも、これと関係していると言われているよ。
梅雨の夜の、やさしい過ごし方
理由がわかったら、すこしだけ、できることもある。むりのない範囲で、ね。
湿気には、寝room の空気を整えるのが助けになる。除湿や、軽くエアコンのドライを使って、寝room の湿度を、すこし下げてみる。じめじめが和らぐだけで、熱がこもりにくくなる。
光は、朝にカーテンを開けて、曇りの日でも外の明るさをあびてみて。曇りでも、部屋の中よりずっと明るいんだ。それだけで、体のリズムが、すこし整いやすくなる。
そして、雨の音は、じつは眠りの味方にもなる。雨の音には、心を落ち着ける「1/fゆらぎ」という性質があると言われていて、眠れない夜に、そっと寄り添ってくれる。せっかくの梅雨だから、雨の音を、味方にしてみるのもいいかもしれないね。
それでも、だるさや眠れない日がずっと続いて、つらいときは。ひとりで抱えこまずに、お医者さんや専門家に相談してみるのも、大事なことだよ。
雨の夜に、そっと寄り添う音もある。今夜の睡眠音楽といっしょに、ここにいて。今のあなたの気分から選びたいときは、気分診断から。
おやすみ。
ねむ / 快眠LABO


